大学に行く意味あるの?大学のメリットと行くべき人の特徴を紹介!

進学

高校生の人たちの中には「将来何したいか分からない」「大学って行く必要あるのかな?」と不安や疑問を感じている人も多いのではないでしょうか。万人に共通する正解がないために、大学に行くメリットや自分自身の考えをじっくり分析することが必要です。そこで今回は、大学進学の利点と向いている人の特徴をご紹介していきます。

大学に行くメリット

大学に行くメリットは数多くあります。勉強に関することはもちろんですが、人との出会いやサークル活動など多くの人生経験を積むことができる場所です。ここから、数あるメリットの中で、代表的な大学進学の利点について説明していきます。

興味ある分野を専門的に学べる

まずは、大学のそもそもの存在意義である、興味ある学問を専門的に4年間かけて学ぶことができるということです。分野の幅は広く、経済学、法学、医学、工学など、大学を問わなければ学べないことはないと言っても過言ではないほどです。

大学には、ある分野で著名な教授がいたり、個人では買うことができない実験器具や研究環境が整っているため、大学進学しなければ学べないことが多くあるのです。

一般的に就活に有利

大学を卒業することができれば、「大卒」の肩書きを得ることができます。近年では、学歴社会も多少は是正されてきましたが、それでもやはり学歴による選別は多く行われています。「大卒でなければ入れない」「〇〇大学以上でなければ入れない」企業というのも実際に存在します。

一般財務法人労務行政研究所の調査によれば、高卒の平均初任給は17万2029円であるのに対し、大卒の平均初任給は21万3003円となっています。このことからも、「所得」という面からも大学を卒業していることが有利になっていると分かります。

参考文献:2021年度 新入社員の初任給調査

やりたいことを見つける時間を得られる

専門的に学びたい学問が定まっていないという人でも、「何をしたいか探す時間を設ける」という目的で大学に進学することも一つの選択肢です。大学は自分の意思次第でいくらでも自由な時間を作り出すことができます。

その時間を使って、幅広く少しでも多くのことに挑戦して触れていくことでやりたいことが定まっていきます。一度社会に出て働き始めると、これほど多くの自由な時間を確保することは難しくなるため、時間的な猶予を持つために大学に進学することは有意義な選択と言えます。

大学進学に向いている人

ここまで見てきた大学進学のメリットを踏まえて、どのような人が大学進学に向いているのかについてご紹介していきます。

大学でしか学べない分野に興味がある

そもそも、職業の中には大学に進学しないとなることができない専門職種があります。医師や歯科医師、薬剤師がこれにあたり、また法曹(弁護士、裁判官、検事)は義務ではありませんが、現実的に行かなければ難しい職業です。これらの職業を将来的に目指す場合は、大学進学はマストとなります。

以上のような場合以外でも、主に理系において実験が必要な学問に興味がある場合は、大学進学が必要です。また、独学が可能な分野においても、「この教授のもとで学びたい」「ある分野の資料が豊富なこの大学で学びたい」といった場合は、大学進学に向いていると言えます。

やりたいことが見つかっていない

高校卒業までにやりたいことが見つかっていない人は多くいます。しかし、それはあくまで「見つかっていない」のであって「やりたいことがない」訳では基本的にはありません。その場合、見つからないうちに将来の道を決めてしまうことはもったいないです。

先述した通り、大学では学部や受ける授業はある程度選ぶことができ、時間を設けることができるため、ほんの少しでも興味があることに一度注力する機会を作りたいという人には、大学は絶好の場であると言えます。

交友関係を広げたい

大学は基本的に高校までよりも人数が多く、これまで出会ってこなかったような人が多くいます。大学によっては、全国から人が集まりますし、総合大学であればより多様な人たちと関わることができます。

学部を超えた交友関係を築くことができれば、将来的に様々な職種の人とのネットワークを広げることができます。多様な価値観に触れたい人や将来的のためにネットワークを広げておきたい人は、大学進学に向いています。

大学に行くデメリットや失敗パターン

ここまで大学に行くメリットや行くべき人についての説明をしてきましたが、ここからは反対に、デメリットと大学進学を上手く活かせない失敗パターンについてご紹介します。

学費が高い

やはり大学進学の一番のネックは高額な学費です。1年間の学費として、文系学部では、約100万円、理系学部では150万円ほどかかります。さらに、医学部は6年間で2000万円以上かかります。

学費を理由に大学進学を諦める場合も多くありますが、成績優秀なものを対象とした返済が必要ない奨学金もあるため、まずはどのような奨学金があるのか確認をしましょう。

大学に入ることが目的化している

大学進学を活かせない典型的なパターンとして、大学に入ることを目的としてしまっていたために、入学後に何もしなくなってしまうことが挙げられます。「大学にさえ入れば将来安泰だからとりあえず入る」という人は少なからずいて、4年間で何も得られず、就職活動も失敗してしまうことはあ珍しくありません。

しかしながら、4年間を遊びに費やすことは決して悪いことはありません。卒業後は仕事に専念するから、大学期間は遊び尽くすと意思を持っている場合は、切り替えさえできれば問題ないでしょう。つまり、中途半端に大学進学を選択することが最も避けるべきことだと言えます。

まとめ

今回は、大学進学のメリット・デメリット、進学に向いている人についてご紹介しました。大学でしか学べないことや得られない経験が多くある一方で、学費という大きな障壁がありました。

人生における4年間という時間はとても貴重なものです。先ほども述べたように、中途半端に進学を選択し、4年間をなんとなく過ごしてしまうことのないよう目的を明確にして判断するといいでしょう。

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